地球人Q 「現在、仕事が上手くいっていないので、結婚しようかと思う相手にも返答出来ず、仕事と恋愛の板挟みになやんでいます。」
ET A 「ちょっと待って下さい。私達は皆さんの社会の通念や常識について話す事になりますが、まず、ビジネスが物質社会に生きるあなた方の営みを支えるものだと考えているのですか? そして 仕事(会社)が制限や利益の追求、生存競争やそのほかの土台社会の上に成り立つものだと貴方は捉えているのでしょうか?」
「もし貴方が組織の歯車として機械的に進めているなら、貴方の意識の焦点が仕事のみに集中してしまい、他が偏るのです。貴方の情熱が仕事のみに注がれ、このままフォーカスを続ければ、恋愛(結婚)が切り離されます。また、ビジネス上に恋愛を持ち込み難いのは貴方の意識や集中力の焦点が乱れると思い込んでいるからなのでしょうか? 結局、どちらかを取るという選択肢に思い悩むわけです。そして、ビジネス上のルールの範疇を超えてしまうような事態を避けようと・・・、もし心理的な甘さに屈してしまえば、自分はビジネスを尊守する精神性が損なわれると思い込んでいるのかもしれません。」
「貴方は観念の切り替えが必要です。そして、恋愛とビジネスを両方,成功させたいのであれば、恋の相手と自身の波長や情熱の高さ、大きさをそろえなくてはなりません。」
「そもそも、初めに、貴方の意識の焦点や集中力が合わず、ピンボケの状態であれば、何にしろ、現実が期待通りに反映されるものではありません。皆さんはいかにこの社会を基盤にセンタリングし、固定しなければいけないか教えられてきたのです。それはまるで社会の表面的な流動にいつも対応しなくてはならない、さもなければ、ビジネスの目的や個人の生活が達成出来ないと思い込んでいるのでしょう。」
「でも、そうしていると、皆さんは仕事(会社)や家庭が長丁場になってもやっていけるのかという不安も生まれていきます。『いつまで、結婚生活が続くだろうか?』『一生、仕事を続けられるのか?』言ってみれば、何か、この社会の変化やブレといった波のようなものが生じた時に、すぐさま自分自身へのセンタリングの感覚に意識を合わせようとするでしょう。そして恋も仕事も、それは貴方のメンタル面の運転能力と忍耐強さに比例しますから、選択には多くの責任と自覚が伴い、力が入りすぎてしまうのです。」
地球人Q 「相手から『仕事を取るのか?』『自分との付き合いを取るのか?』それとも『どちらにするのか』と言われて…、彼女は自分にとって深いつながりや絆を感じる相手です。おっしゃる通り、もし仕事が上手くいかなければ、安定した結婚生活も維持していく事が出来ない。おそらく、先立つ不安が自分を躊躇させているのでしょうか?」
ET A 「繰り返し申し上げますが、私達は此処で、人と人との関係性は通常どの様になりうるのかについてお話ししていす。言い方を変えれば、あなた方は人と人との関係性というものが、ある意味、何らかの必要性があって生じているという事を深く理解する必要があるでしょう。」
「要するに全ては互いを映し出す鏡となり、その反映をよく見て、お互いの存在の理由や関わり合う目的、自然と生じて出来たその関係性から、何かを学ぶことが出来ます。」
「言い換えるなら、もしお互いにとって、困難だと思う事柄が続き、その事柄が、現実逃避等、ネガティブな意図が反映されているものでなければ、二人の関係は必ずポジティブな目的があるという事が分かります。また貴方がよりもっとポジティブな見方をすれば、貴方に関わり合う全ての者(物)や状況にプラスの影響を与えますし、大きな広がりをもたらすものだと分かりますか?」
地球人Q 「自分の願望ですが、心から彼女を深く愛しているから結婚したい、それも社会の常識に沿って結婚しなくてはいけない、皆の期待に応えないといけないものだと思っているのかもしれません。ですが、今どうしても自分の置かれている状況に困難さが感じられるのです。それは結婚が上手くいかないというサインに思えてくるのですが、教えてください。」
ET A 「いいですか。 貴方がたにとって究極の選択とは、幻想なのです。『これにするか?』『あれにするか?』しかし本当の貴方と繋がっている時、シンクロニシティが貴方の前に明らかにするものをただ受け取る事。だから選択も実は貴方の幻想なのです。そして、本当の自分を受け入れているかが大事なポイントですが、ありのままの自分で選択に直面する時、道は自ずと開かれてきます。」
「言いたいのは、貴方は仕事や恋愛(結婚)に強力なパワーで引き寄せられていて、深いつながりを感じているのです。しかし現実を選べないからと言って、『今、ここ』から逃げ出すという事は貴方が自然に引き寄せた関係性を否定することと同じことなのです。」
「貴方は常に100%毎瞬毎瞬を生きていればいいのです。貴方が、最大限の能力を使い、可能な限り、統合された感覚をもって、自分に出来る限りの事をして力を発揮してください。そして、互いの関わり合いと仕事の両立が長く続いていくのであれば、それは自然に生じた結果だと分かります。」
「当然、人との出逢いは未知なる自分を受け容れ、自分を映す鏡となる相手を理解する準備が出来た時に起こります。申し上げれば、私達の文明では、人と人との関係性がどのように現実化するかについて、ネガティブな考えや縛りを設けたりはしません。」
「要するに、人と人との関係性があるべき姿になるように許可するのではなく、人と人との関係性が本来の姿になることを許可しているだけです。それは、本質的にありのままの無垢な存在であることを認め、関わり合う時にいつも、おのずから、欠けることの無い完全なものへと、自らを形づくるからです。」
「また、私達文明における人と人との関係性は全て、オープンで、正直、愛に満ち溢れたものですね。尊重し互いに学び合う形態や関係性を社会に取り入れ、創造的にクリエイティブに関わる関係を大切にしています。それが互いの魂にとっての滋養となり、本質的に(自然に)求めるという事を意味しているのです。そして私達は皆ひとり一人、本当の意味において、他のあらゆる人々と「結婚」していますから、私達の文明における人と人との繋がりや関係性は全て、その(結婚)の中で起こります。私達の結婚の誓いは大いなる全てに基づく限り、それは永遠に支えられ続くものだと理解しています。」
「ですから、皆さんも結婚を通して、沢山の学ぶべき事柄があるかもしれません。別に私達はいつでも人間関係がある特定の形で築かれなければならないと申し上げた訳ではありませんが、もしも貴方が何か特別な関係の形を在る決まった方法で探そうとしているのだとしたら、それは全く違ったものになってしまうことでしょう。どれも色々な創造的関係性の一部なのです。皆さんは平等に愛し合い、創造的な愛の結婚の上に築かれた関係をどんどん広げていく事が出来ます。」
地球人Q 「それでは、エササニの世界の皆さんは独身や生涯ひとりの相手と結婚を続けられる事は少ないのですか?」
ET A 「皆さんの文明社会と私達の考える結婚の概念に違いがあることは私達も理解しています。しかし私達の文明ではひとりの相手だけと生涯を共にするという考え方を必ずしもしているわけではありません。一人が全てと繋がり結ばれていて、その上に結婚という形態を成り立たせているのです。貴方も自分を取り巻くあらゆる状況が、関わりある全ての人にとって最も有益であるような方向に変化していく事を許可して欲しいのです。」
「毎瞬毎瞬を無償の愛で自分を満たし、周りの全てに自然と繋がり調和しているところをイメージしてみてください。そして、私達のように自分の生涯を終える時、気が付いたら目の前にたった一人の相手しか現れなかった。結果から見て、大いなる全ての愛の計らいより、その一人の相手と愛を学び合う事を決めていたんだと気づきます。(笑) ですから無条件の愛は、時の長さや愛し合う相手の数に全く関係ないのです。分かりますか? 貴方は今、ちょうど人生の踊り場にいます。そして、貴方の魂が現代社会のせわしなさに飲み込まれていますから、感情の浮き沈みはまだあるでしょう。ですが変化を停滞と見るのか、先進、もしくは後退のようにとらえるかは貴方の自由です。大切なことは貴方が愛を確信する事、体験を求める貴方の情熱、導きを理解する貴方の力、結果を信頼する力です。そして、何より貴方がこの世界からあらゆる経験を通し、学ぶ必要のある事柄や自分で学ぶための状況を作りだしてくれた勇気に私達は感謝いたします。」
地球人A 「有難うございました。」